「不足を疑う」ちょっとすごいかも(1)

『ザ・チケット』の著者、108さんの推奨しているノウハウに「不足を疑う」というものがあります。文字通り、ここが足りないなと感じる部分を疑ってみることで、実は足りていたという現実が見えてくるというものです。今回、これを試してみました。


実験として、今回は「サイト収入が二日続けて入るのは難しい」という現実を疑ってみました。副業として運営しているサイトでは高価な商品を扱っているので、そうそう続けて売れたりはしないのが普通なのですが、これを疑ったらどうなるだろう、と思ったのです。ある日、商品が売れたので、その翌日売れるのはさすがに無理かなと思いましたが、そこを疑いました。


するとなんと、その翌日にまた商品が売れたのです。これはかなりの驚きでした。しかもそのまた翌日、さらに続けて売り上げが上がりました。ちょっと信じがたい成果で、こんなことって本当にあるの……?と驚いています。ただの偶然にしてはできすぎな結果です。


あくまで後付けな考えではありますが、今回の実験がうまく言った理由を考えてみますと、おそらくは軽い気持ちでやってみたからではないかと思います。これで絶対に現実を変えてやるぞ!とか、不足をすべて消してやる!といった力みがなかったのです。108さんも動画の中で語っていますが、「不足を消してやる」といったスタンスだとうまくいかないようです。それだと、不足が存在することが前提になってしまうからです。感じていることが現実になってしまうので、むきになって現実に抵抗しないほうがよさそうですね。「不足なんてない!」と必死になって主張するのは、不足を感じている人ですから。


思えばこれまで、いろいろなメソッドを試してみました。ありがとうを連呼してみたり、テンションを上げるよう努力したり、自分を褒めるようにしたり……それでも現実はほとんど動きませんでした。ですがここしばらく、「充足を見る」ことをしていたら、少しづつ現実が動いてきました。そして不足を疑ってみたら、これです。現実的な努力もいろいろ試して、それでも何も変わらなかったのに、こんな簡単なことで見える世界が変わってしまうとは。


ここで現実が動いたからといって、躍起になってあらゆる不足を疑って現実をすっかり変えてやる!というスタンスに入ると、また不測の存在を前提にしてしまいかねないので、今後もあくまで気楽なスタンスで実験を続けていこうと思います。また現実に何か変化があったらここで報告します。